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支部長あいさつMessage


              新年に寄せて

                               県南支部 支部長  勝野久美子
 
 平成30年。明けましておめでとうございます。
会員の皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
今年度の事業も計画に沿って順調に進んでおり、皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

 昨年は、日産自動車や神戸製鋼所の不祥事がニュースとなりましたが、いずれも企業の信頼を揺るがす品質管理に関する問題でした。安全や質にかかわる問題は、私たち医療界においては他人事ではありません。自動車や航空機以上に人の命に直接かかわる仕事ですから、常に自己点検をして安全確保、品質保持に努めることが求められています。

 ところで、看護の質とは何を指すのでしょうか。
医療安全、業務の適正化、患者満足など、いくつかの視点があるでしょう。ここ数年は「地域包括ケアシステム」「多職種連携」がよく話題となりますが、何を連携するのか、連携しようとする看護そのもの(質)は大丈夫なのか、気になることがあります。医療の現場では、多職種化が進み、リハビリ職がADL訓練を行い、退院調整はソーシャルワーカーが行います。口腔ケアを歯科衛生士が行い、日常生活ケアを介護職が担っているところもあるでしょう。
専門性を追求し拡大するべきところ、看護の守備範囲はだんだんと狭まっているような気がします。
急性期の看護、重症患者の看護などは、看護の力が示しやすい領域ですが、これからは、回復期、療養期の看護のあり方を確立し、チーム医療、多職種連携の中での看護の力を示し発信していくことが必要です。
そのためのキーワード(力を入れるべきところ)をここでは「セルフケア支援」と「日常生活自立支援」としたいと思います。
前者は、患者・家族が病気の再発や悪化を防ぐための自己管理(セルフケア)の習得を支援すること。
後者は、できるだけ自立した生活が安全に送れるように日常生活活動の自立に向けた支援を行うこと。
看護師は、必要な知識や方法、自立レベルの具体的な目標を患者・家族と共有し、それぞれに合った指導、練習内容を工夫しながら介入を行うことになります。
パンフレットやチェックリストを作ることも大切ですが、一方通行の指導はあまり有効ではありません。
看護の質の評価には、看護介入のプロセスと成果の両方が必要とされています。
中身の伴う看護の質保証のためには、共に目標に向かって試行錯誤を重ねていく、‘経験の共有’が必要だと思います。患者さんと共に悩み、悲しみ、喜び、歩んでゆく。時間をかけた患者さんとの経験の中では、信頼が築かれ、感動が生まれ、日々の変化への感性も豊かになっていくでしょう。
連携のための情報シートが、看護の正しい品質保証となるように、連携が求められる今だからこそ、それぞれの‘経験の共有’によって、看護の質の改革に注力しましょう。  
平成の時代も残りわずか、新たな時代に向かう希望と飛躍の1年であることを祈ります。


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